2019 大相撲 初場所 千秋楽

今場所もとうとう千秋楽．三賞は，殊勲賞に御嶽海，技能賞に貴景勝，敢闘賞は玉鷲となった．また，玉鷲と貴景勝は優勝すれば，殊勲賞も受賞となる．貴景勝は自力がないとはいえ，優勝すれば，大関昇進濃厚と非常に重要な一番(二番)となる．

以下，感想．

御嶽海は最後まで，出場しましたね．しかし，錦木に極め出しで破れる．なんとか下から押し上げようとしたが，やはり，踏ん張れなかった．2月は巡業もないので，しっかりと怪我の回復に努めてほしい．来場所以降の活躍に期待．

妙義龍は隠岐の海に破れて，10敗．今場所は冴えませんでした．来場所の復活に期待．

優勝のかかった大一番の玉鷲は，対遠藤．見事プレッシャーを跳ね返し，突き倒しで，遠藤を下して，初優勝．入門15年以来，唯の一度も休場しなかった角界の鉄人が初優勝．諦めずに続けてきた，正しい努力が報われる姿は本当に感動しました．ぜひ，諦めずに大関を目指してほしい．

高安は，魁聖を左四つで寄り切って，大関として締めた．来場所では是非復活した姿を見せてほしい．魁聖は10勝で来場所は上位復帰であるから，楽しみである．

結びの一番，豪栄道vs貴景勝．貴景勝は優勝はなくなったが最後まで自身の相撲を取り切った．しかし，やはり精神力の問題もあったのか，精彩を欠いて，安易に引いた所をしっかりとついていった豪栄道に押し出された．

貴景勝は恐らく，今場所での大関昇進は無さそうだが，来場所の10勝もすれば確実ではあろう．千秋楽の相撲をきちんと反省し，来場所に繋げてほしい．