2019 大相撲 名古屋場所 初日
見所満載の名古屋場所の優勝は誰の手に渡るのか。
先場所二桁勝利の玉鷲は正代戦。立会い低い玉鷲だが、正代の圧力も強く、正代のいなしをくらってしまう。玉鷲は黒星スタートとなってしまった。
ご当地御嶽海は碧山との一番。立会い直ぐに碧山の引きをくらってあっけなく倒れてしまった御嶽海。優勝へは手痛いスタートになった。
大関復帰の栃ノ心はいきなり苦手な遠藤戦。前捌きの上手い遠藤が圧力で押されるも上手い出投げで栃ノ心を下す。これで対栃ノ心は3連勝と合口の良さを窺わせる。栃ノ心は先行きの良くないスタートになってしまった。
初優勝狙う高安は勢いのある北勝富士との取り組み。両者激しい立会いだが、高安が北勝富士を組み止めて一方的に押し出した。高安は会心の相撲でスタートを切る。
豪栄道は先場所優勝の朝乃山との対戦。先場所は圧倒されただけに借りを返したい。立会いは右四つで朝乃山の形になる。豪栄道が上手く耐えるも、朝乃山が一旦突き放し、すぐさま寄り切り。先場所の勢いそのまま今場所も優勝なるか。
白鵬は新小結の阿炎との取り組み。立会い両手の阿炎は休まなく攻めるも、落ち着いて対処した白鵬が最後は突き落とし。同じ相手に連敗をしないのが最強たる所以か。
鶴竜は同じく新小結の竜電戦。立会い一閃一気の寄りで鶴竜の勝ち。竜電は何もさせてもらえなかった。
2大関は不甲斐ない結果となってしまったが、残りの上位陣は好調の出だしと言える。負けた人たちの明日の巻き返しを期待したい。
