2019 大相撲 大阪場所 14日目
御嶽海は千代大龍戦。立会い、もろ差しからの電車道で御嶽海の寄り切り。御嶽海の思い切りの良さが光る内容であった。
北勝富士は栃煌山との対戦。立会いは互角だが、いなした栃煌山の隙をついて押し出しで北勝富士の勝ち。負け越した後の内容が良い相撲が続く。
今日注目の一番、貴景勝に逸ノ城。勝って、優勝の可能性を残したい逸ノ城と大関取りに少しでも星を伸ばしたい貴景勝。立会い両手で立った貴景勝だが、上体が先行してしまったところあってなく、叩きに落ちてしまった。逸ノ城は明日に望みを繋げられた。
陥落リーチ栃ノ心は負け越している玉鷲との一番。直近は連敗中の栃ノ心だけにどれだけ奮起できているか。差出争いになり、体の入れ替えありの動きのある相撲となったが、左上手を取った栃ノ心が引きつけ、巻き替えに行った玉鷲の隙をついて前に出て、最後は押し出しで破る。明日に全てを賭けることができた。
全勝白鵬は優勝を逃してしまった高安との一番。両者睨み合いのある非常に緊張感のある仕切りだったが、立会いで右張り差しをした白鵬がもろ差しになり、高安は右上手を引いたが、押し込まれ、最後土俵際で逆転の小手投げを放つが、白鵬の体が強く、浴びせ倒しで白鵬が勝ち。明日勝って全勝優勝できるか。
結びは鶴竜と豪栄道。立会い一気に寄り切りで豪栄道の勝ち。途中鶴竜が小手を振るが構わず寄り切った豪栄道。優勝は無くなったが、非常に内容が良い相撲となった。
明日の横綱戦で全勝なるか、優勝決定戦が見られるか、非常に楽しみな千秋楽となった。
