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第77期 名人戦 第四局 二日目 佐藤名人vs豊島二冠

封じ手は☖8六歩。飛車先の歩を切った。

☗同歩☖4三銀☗6六歩☖同歩☗6五歩打で後手の角が捕まった。

☖8六角☗同銀☖同飛☗8七歩打として角銀交換となった。

☖8五飛☗3五歩☖同銀☗5五角打☖4四歩打☗6六角☖2四銀で先手が再び時間を使ってそのまま昼食休憩へ。

休憩明けも30分ほど考え、☗5五銀と天王山に銀を立つ。

☖4五歩☗同歩☖1五銀と後手が香車を取りつつ角をいじめ、☗4四歩☖5二銀☗3四角☖3八銀う☗1九飛☖1六香打☗同角☖同銀で角を手持ちにする。

☗5六金☖2五銀☗8六香打と今度は先手が飛車をいじめに行き、☖6五飛☗同金☖同桂で飛車金交換となる。

☗8八玉☖7五歩☗3三歩打☖同金この手で先手が深く考え、夕食休憩に入る。

休憩明けは直ぐに☗1五飛と銀取りに飛車を浮く。後手の入玉を阻止する狙いか。

しかし、☖6九角の切り返しが難解ながらも後手が粘れる手順か。

☗6三歩打☖同金☗6八金☖3六角成☗2二飛打で後手は入玉の手順があるかどうか。

時間を使い、☖3二歩打☗2一飛成と粘りの手を指す。

☖2四金☗2五飛と先手は飛車を切って決める手順を選択。

☖同金☗3四歩打☖4一歩打☗4三銀打☖同銀☗同歩成☖同玉☗2三龍☖5二玉☗6四桂打を見て、最後まで時間を使いきり、佐藤名人の投了。

133手まで、豊島二冠の勝ちとなり、悲願の名人獲得となった。

戦国時代から、名人獲得により三冠で一歩抜きん出た豊島新名人の今後が非常に楽しみであるとともに、佐藤名人の巻き返しを期待したい。両者とも本当にお疲れ様でした。