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第69期 王将戦 二次予選 藤井七段vs谷川九段

共に中学生プロデビューの両者。谷川九段は十七世名人の資格保持者である。

藤井七段の先手番で☗2六歩☖8四歩☗7六歩☖3二金☗7八金☖2五歩☗7七角☖3四歩☗6八銀☖4四歩で後手から角道を止める。

☗4八銀☖4二銀☗4六歩☖6二銀☗4七銀☖5四歩☗6九玉☖5三銀右☗2五歩☖3三角☗5八金☖5二金☗6六歩☖9四歩☗6七銀☖4三銀で相雁木。

☗3六歩☖7四歩☗3七桂☖7二飛で後手が袖飛車に振る。

☗5六歩☖7五歩☗同歩☖6四銀で急戦か。

ここで昼食休憩となり、休憩明けは、☗4五歩と突き返す。

☖7五銀☗6八角☖7六歩打☗2四歩☖同歩☗4四歩☖同銀☗2四角☖同角☗同飛で角交換。

☖2三歩打☗2五飛☖6四角打☗7三歩打☖同飛☗8二角打で両者角を手放す。

☖8三飛☗9一角成!の驚きの一手。角を渡すが、銀香の2枚替えで駒得ということか。

☖3三桂☗6四馬☖2五桂☗7四馬にて後手投了。

58手まで先手の勝ちとなった。

突然の投了に驚きを禁じ得ないが、藤井七段の好手に自身の居玉も相まって逆転の芽が無いと判断したのか。

藤井七段は勝ってリーグ入りを決めた。