2019 大相撲 五月場所 2日目

初日から黒星を喫してしまった高安と御嶽海は初日が出せるか．

御嶽海は玉鷲との一番．頭から当たって激しい突き合いが続くやや長い相撲となったが，最後は叩き込みで御嶽海が勝利．後半，やや御嶽海がスタミナが切れかけたように見え，玉鷲が前に出たが，そこを上手く叩き込まれてしまった．

逸ノ城は千代大龍戦．千代大龍が何度も体当たりで弾こうとするも，逸ノ城は膝を曲げて前傾姿勢を崩さず，千代大龍が引いたところを一気に押し出す．逸ノ城は今日はらしい相撲を取れたのではないか．

大関復帰を狙う栃ノ心は，若手の大栄翔との取り組み．大栄翔は激しく突っ張って栃ノ心を懐に入れまいとするが，栃ノ心が前に出て我慢しすぐにまわしをとるとそのまま吊り出し．栃ノ心の豪快さが復活したか．

豪栄道は好調碧山との一戦．立会いすぐに右四つに組み，豪栄道が上手投げを放つも腰の重い碧山が耐える．しかし，豪栄道が土俵際で掬い投げで碧山を下す．大関としてきっちり連勝する．

貴景勝は琴奨菊との取り組み．貴景勝が一瞬引いたが，琴奨菊は姿勢を崩してしまい，その隙をすぐに突き押されてしまう．まわしを取らせない相撲を貫いた．

高安は遠藤との一番．高安はまわしを狙わずひたすら突き合って，遠藤が防戦一方となり，最後は押し出しで高安の勝ち．大関として連敗は避けた．

鶴竜は北勝富士の挑戦を受ける．立会い一閃，北勝富士を押し出しで破る．圧倒した内容はさすが横綱と言う他無い．

上位陣が安定した内容で終えた二日目である．特に，横綱・大関陣は自身の相撲を取りきれたのではないか．調整具合の高さが垣間見えた．