ご注文はカフェインですか?

コーヒーは浅煎りで

2019 大相撲 名古屋場所 9日目

高安は出場するようだが、怪我の具合はどうだろうか。

竜電は先場所優勝の朝乃山戦。先場所こそ勢いに飲まれたが、合口は竜電が良い。今回は右四つになり、終始攻めた朝乃山の寄り切り。上位戦を終えた者通し、これからの挽回が重要だ。

勝ち星が一つしかない玉鷲は得意の北勝富士との取り組み。立合い当たってすぐに体を開いた北勝富士が送り出して勝ち。玉鷲は無念の負け越しとなった。

御嶽海は新小結の阿炎との一番。いつも通りの諸手で立った阿炎だが、御嶽海の圧力が強いことを見越したのか上手をとりつつ引いて最後は上手投げ。阿炎は御嶽海からの初勝利となった。

左肘にサポーターを巻いた高安は上位復帰の正代戦。かちあげの立合いはいつもの高安だが、左の攻めが弱く決め切れず、最後は突き落としをくってしまう。後一つで勝ち越し、優勝も圏内なだけにどこまで強硬するか、不安ではある。

白鵬逸ノ城との一番。両者かちあげ気味の立合いだが、逸ノ城が脇を締めた外四つで寄り、白鵬にまわしを与えない。最後は右四つになるもそのまま圧力で逸ノ城の寄り切り。今場所大金星を上げた。

結びは鶴竜と明生。右前みつの早い鶴竜が攻め、左四つの形になるも攻めを全て封殺された明生はなすすべなく寄り切りで敗れる。鶴竜は勝って結びを締めた。

 

全勝が鶴竜のみとなり、優勝争いを一歩リードした。白鵬は優勝のためにはこれ以上負けられなくなってしまった。高安も怪我が不安な中、関脇以下の力士がどこまで勝ち上がってくるか。楽しみな後半戦に突入した。