2019 大相撲 秋場所 11日目

終盤戦になり優勝争いが若手間で激化する．大関陣は少しでも場所を盛り上げられるか．

遠藤は正代戦．立合いで前みつを取った遠藤．正代が攻めて左四つを組むも，遠藤の出し投げに屈した．遠藤は勝ち越しまであと一勝となった．

阿炎は玉鷲との一番．強く踏みこんだ阿炎だが，途中引いてしまった．何とか玉鷲の攻めを躱したものの，攻め急いで突き落としに手を突いてしまった．

2度目の優勝を狙う御嶽海は竜電との取り組み．立合い低く，御嶽海が突き押して攻めたが，土俵際で竜電が体を入れ替え押し出し．御嶽海も3敗に後退．

栃ノ心は天敵貴景勝戦．大阪場所の大関入れ替え戦以来の対決である．立合いこらえた栃ノ心．深く上手を取ろうとしたが，貴景勝が栃ノ心の後ろに回り込み送り倒しで9勝目を挙げた．栃ノ心は再び黒星先行となってしまった．

結びは豪栄道と千代大龍．張り差しからの一気の押し出しで豪栄道が勝ち越し王手．このまま優勝戦線に残れるか．

貴景勝と明生が優勝争いトップに立った．上位陣との対戦が少ない明生は今後どのような取り組みが組まれるかが重要だ．