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スイス滞在記【90日目】

ついにコロナの猛威がスイスにも

 2020/2/28現在のコロナ状況

まず海外在住者や渡航予定者に見てほしいのはWHOの感染者数推移のページ.

who.maps.arcgis.com

次いで,渡航ガイダンス.

www.who.int

英語で読めねーよって人はまず最低限の英語は勉強しましょう.

何?緊急時にそうも言っていられないだと?

それなら右クリックから日本語に翻訳という項目があってだな、、

なお, google翻訳を通しているので多少の不自然さは残りますが.

本題.スイスでは2/28現在で15名の感染者と500以上の感染猜疑者が確認されたとのこと.内2名がローザンヌらしい.

www.swissinfo.ch

日本と同じく,大規模イベントは中止措置を政府が決定.1000人以上集まるものが対象だ.

いずれの感染確定者も,直近でのイタリア渡航歴有りとのことで,北イタリアのアウトブレイクで一気に欧州内に感染拡大が見込まれる.

すでにミラノ等,アウトブレイクの街は封鎖されているらしいが,スイスでも今後の推移次第では可能性はある.

欧州は地続きの為,一度広がるとなかなか感染拡大を食い止めるのが厳しいとは思う.

まあ罹った所で体調的には大事にならないとは思うが,風潮的には隔離も仕方ないかなとは思う.

ウイルスと細菌

そもそもの話,なんで新型コロナウイルスがやばいのかがわからないと今回の騒ぎもわからないと思います.

大前提としてウイルスと細菌の違いをまず理解しましょう.

http://yakutai.dept.med.gunma-u.ac.jp/project/H27%20MachinakaCampus.pdf

次がどうやって免疫が働くかを知ること.

http://www.tmd.ac.jp/mri/koushimi/shimin/ouchi.pdf

段々と問題点が浮き彫りになってきたかと思う.

毎年インフルエンザも型を変えて流行するのに,なぜ新型コロナがこれほどまでに問題なのか.以下の記事によれば,コロナウイルスのいくつかの型はSARSやMARSを引き起こしており,重篤な肺炎症状の原因となってしまうからだ.

kadobun.jp

基本的にウイルス特効薬というのはほぼなく,対症療法が主で症状を和らげつつ,体内の免疫機構に頼らざるを得ない.

インフルエンザも毎年微妙に型を変えてくるので,その都度それを予想してワクチンを打たないといけないというわけだ.

ちなみにインフルエンザに罹ってしまった場合,抗ウイルス薬が効くのかについては下記の記事参照.

www.data-index.co.jp

段々わかってきたな.インフルエンザの場合は前年との変化量が少ないことが殆どのため,ワクチンを予想して作れる,発症しても従来の抗ウイルス薬で対応できる.

ただし,今回の新型は従来のものよりも変化量が大きいため,今までの薬が効かない,ワクチンも新たにタンパク質の構造を特定して作り出さなくてはならない.

つまりインフルエンザでも,新型が現れた場合,今回と同じ対応をしなければならないわけだ.

またウイルスと言ってももちろん様々な種類があって,人体に対してどう働くかも千差万別.しかも小さいのでウイルスを狙って駆除はできない.

ここにウイルス性感染症の問題点があるみたいだ.

www.msdmanuals.com

色々調べたが,我々にできるのは手洗いうがい,人混みを避ける,そして疑わしいときは自宅で安静にする,だな.

ディナー会

同僚に中華食べに行こうと誘われ行くと,その友達らでちょっとしたディナーを楽しんだ.

値段もリーズナブルで美味しい中華であった.

英語での会話はまだ難しいけれど,3ヶ月たってリズムには徐々になれてきたと思う.

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中華を久々に食べた気がする.

帰国まであと93日.