2019 大相撲初場所 4日目

今朝，稀勢の里がついに引退．連敗記録更新など，横綱としての結果を残せぬどころか，不名誉な記録を作って，土俵を去るという悲しい結果に．

以下，感想．

今日の一番の注目の取組はなんといっても，御嶽海vs貴景勝．直近では御嶽海の3連勝．立会いは五分だが，貴景勝の圧力に負けずにいなされたところを，密着して，寄切り．御嶽海の実力は一枚上手だと示した取組であった．今年は大関に上がれるか楽しみです．

栃ノ心は4連敗．元気がない，覇気がない．怪我の影響なのか，気持ちの問題なのか．休場も視野に入ってきている．

豪栄道は惜しかったけれど．．．結果がついてこない．自分の形を作れても決め切れていない相撲が目立つ．一方で，逸ノ城は土俵際の粘りが強くなった．以前までなら簡単に土俵を割っていたのが，いい成長をした．来場所の三役復帰も見えてきた．

高安は立会いのかち上げから突ききって押し出し．星を五分に戻せて一安心というところ．

鶴竜は連敗を2で止めた．悪い流れを断ち切れたのは良かった．以前ならずるずると引きずっていたでしょうから．

白鵬は物言いの末，行事軍配通りの勝ち．北勝富士の勢いもすごかったが，土俵際の粘りと体裁きは白鵬を大横綱足らしめるものなんだと，改めて実感．白鵬の底が知れません．

4日目終えて全勝は6人．錦木は不戦勝でしたが，明日，白鵬戦．お互いに前半戦を勝ちで締めくくれるかで優勝に大きく関わってくるでしょう．