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論文を書くコツ

研究者は昔から非常に厳しい生存競争にさらされている.

研究者として生き残る唯一の方法は,研究成果を出版し続けることなのは誰一人として疑う余地がないであろう.政治ばっかりしている人は研究者と呼びません

しかしながら,研究成果をまとめた論文は「査読」と呼ばれる,第三者の研究者によって,内容が出版に値するかどうかを評価される.

この査読が,一にして全・全にして一,研究者を研究者たらしめているシステムだ.

世の研究者は査読に苦しみ,査読に泣き,時には査読を憎む(?).

どれだけ素晴らしい研究成果も出版されなければ存在しないのと同じ,下手したら(しなくても)他の研究者が発表してしまうことだってある.(特に学生の研究)

よく勘違いされるけれど,研究者は全知全能ではなく,むしろ知識が特定の分野にひどく偏っている.(もちろんState of thg artという前提です)

そのため,基本的に論文の内容を査読者に理解してもらうのは非常に困難を伴う作業となる.

相対性理論だって最初は受け入れられなかったし,アインシュタインですら量子力学の確率過程に否定的であったことからもその一端が伺える.この辺りには,非常に深い物理学への理解が要求されるのでここでは触れない.

だからこそ,研究者は研究を行うと同時に,専門外の人々にその結果の素晴らしさを伝える方法を学ばなければならない.

僕自身,論文出版の経験が乏しいので,採択率を上げる方法というのは提供できない.

なので先人たちの知恵を借りる.以下の記事は論文を書く上で非常に参考になった記事だ.

yamaguchiyuto.hatenablog.com

www.natureasia.com

もちろん,分野によって多少の差異はある.一方で,わかりやすい,言い換えれば,採択されやすい論文に共通する構成はあるはずなので,その辺りが見つけられたらと思う.

論文の書き方って,なかなか教えてもらえないし,ボスとかも知らなかったりすることが多い.

こういう,伝える技術って万人が身につけるべきものだと思う.特に研究者をしているとなおさら,肩書きだけでわかりにくい人ってレッテルを張られることも多いし.

あと,学振を狙っている人にも参考にしてほしい.学振の申請書だって基本コンセプトは同じだから.俺が学振で意識したことはまた別記事で書きたいと思う.